どうやら、Kongens Nytorvのお店は、閉店。5月にフレデリクスベア公園の中に、開店のうわさ。


■Data
Restaurant Kommandanten
ジャンル Danish French
住所  Ny Adelgade 7 1104 Copenhagen K
WEB http://www.kommandanten.dk/
アクセス
電話番号 +45 3312 0990 fax.+45 3393 1223
E-mail kommandanten@kommandanten.dk
営業時間/休業日 月曜-日曜5.30 p.m. から 10 p.mまで
平均予算 700kr
服装コード Formal
味:☆☆
雰囲気:☆☆
値段:☆
働いている人:☆☆☆

レポート@Restaurant Kommandanten
ミシュリンだけあって、料金は高め。コースは、Kommandanten Menuという790krコースのみ。単品でも頼む場合は、前菜、スープ、デザート系は,200kr程で、メインは300kr-400kr。ワインのセレクションも文句なし。お薦めの、Rhoneのワインもありました。

今回は、コース料理を堪能しました。席に着くとすぐに、シャンパンなど食前酒はいかがですか?!と聞かれ、乾杯してちょっと落ち着いてから,メニューを持って来てくれました。幸先よいスタートです。コースと赤ワインをお願いして、ドキドキしながら待っていました。テーブルセットや、キャンドルライト、雰囲気もとっても上品。

日本のお通しのような二品がまず出てきました。一品目は、ブルームール貝を煮たもの。二品目は、味のあるマッシュルームのグリル。どれもとても繊細な味。
一皿目は、ロブスターとロブスタースープ、ジェリー、煮た人参が添えられてきました。
二皿目は、トマトやキュウリのタルタルに蒸したヒラメ(turbot)、
三皿目は、トリュフの乗った子羊の胸腺(フォアグラのような味)にカリフラワーのグリル、とソース。
四皿目のメインは、Skallebølleのポーク(Odenseの近くらしいのですが、ポークで有名なところなのかしら?)にミニコーンのグリル、ラビオリ。甘酸っぱいチェリープラムとソース添え。
五皿目は、SinaiのSvenboチーズに 甘酸っぱいグースベリー(西洋すぐり)の乗った蜂蜜パン
デザートは、黒総すぐり(Brombær)とアーモンド、小さなクッキーが彩られたヨーグルトアイスの一品
最後に、コーヒを頼むと、小さなPetit Fleurがついてきました。ピーナッツバターのチョコレートに、宝石のように輝くオレンジジェリ、とっても柔らかな柑橘系のマシュマロに、ピスタチオのヌガー、しっとり且つかりっとしたフィナンシェ。プレスコーヒーの味も苦すぎず酸味も強すぎず、満足。

全体的に、見た目もとても美しく、味も繊細で、満足でした。味に関して言えば、特に派手な装飾やアレンジなどのサービスに凝る事なく、一つ一つの野菜や、ハーブがしっかり主張しバランスがとれている、素材から優秀なレストラン。中でも、人参の味は、目を見張る程...。所々にデンマークの素材が使われていて、その点もデンマークで食べるフレンチとして文句なし。一皿一皿のバランスがとれていて、全体としての量もかなり満足、ちょうどいい。

サービス、気遣い、雰囲気ともに満点。ミシュリンの実力は、おそらく食事の味だけじゃなくて、そんな細かいところにも気の効くサービスにもでてきているのでしょう。

番外:食事場所では、トイレがとても気になる私ですが、ココのトイレはとても可愛らしかった!青く塗られた壁の色も素敵ながら,一輪のお花が生けてあり、素敵な空間でした。ちなみに、入り口や、内装、テーブルの上の花は、全て、Kommandandenの正面にお店を構える花屋がアレンジしているそうです。この花屋、花屋に入るだけで入場料40dkという、有名人らしいです。花を買えば入場
料は返金してくれるそうです。(Peberholm, JT)